私は山瀬まみに似てます

親にiPhone8プラス買ってって言ったら即答で却下されたよ。今年31歳のぺろみです。

自分で買う気はないよ。


ここから怒涛の勢いで縦に長い人が出てきます。

大泉洋とか小籔千豊とかアルパカを想像しておいてください。

私は高橋一生が好きです。


縦に長い人とはずっとLINEしていたけれど、たぶんもう会うことはないんだろうな~と思っていた。

少し前の消防士もめんどくさかったし、仮面ライダーのオーディション行ったけどバイクの免許なかったから諦めた元彼もめんどくさかった。

男はたいがいにして面倒臭いし、女はたいがいにして自分を棚に上げてワガママをいうのだ。そんなもんだ。おれがそうだ。主語が大きくてすまない。


ところがどっこい、出会って3日めの夜

縦に長い人と電話をすることになった。

鈍感な私でもこれは恋の予感しかしない。

電話をしながら、気持ちを落ちつかせるために

PCWikipediaの適当なページを読んでいた。

これはクレーム電話対応にも応用出来るのでオススメしたい。アンサイクロペディアでもいい。

クックパッドでよくわかんないレシピを眺めるのもおすすめだ。


開口一番、縦に長い人から

「こういうの、みんなにいうわけじゃ無いんだけど」

「おれたち結婚すると思う」


ロマンもへったくれもないプロポーズだが、

私も同じ気持ちだったから即OKした。

結婚は勢いである。

ダメなら離婚したらいい。

結婚するかなやむカップルはとりあえず結婚したらいいと思うよ。


その夜は興奮して眠れそうになかったのでいつもより多めに睡眠薬を飲んだ。めちゃくちゃ爆睡した。


草がたくさん入った水

iPhone8プラスにしたいなぁ。ぺろみです。

 

このペースで書き続けると永遠に馴れ初めに辿り着けない。


moleを出たあと、スパで汗を流し、えりこが行ってみたいというカフェに向かった。

カフェではえりこは草がたくさん入った水を飲んでいた。あれはなんだったんだろう。 

おしゃれな人が飲む水だと思う。


どちゃくそ酔っ払いだったわりに縦に長い人とはLINE交換をしていた。

あたりさわりのないLINEを永遠にし続けた。 

今から思えば縦に長い人はそんなにLINEにポジティブな人じゃない。多分わしに惚れてたんだと思う。


縦に長い人とLINEをし続けながら地元に帰るバスに乗りこんだ。この時点で充電が瀕死だった。


大雪だった。山脈を越えないと地元に帰れないが、主要の高速道路が通行止めになるほど雪が降っていた。


結局、遠回りでクソほど高いほうの高速道路を経由して走行することになったらしい。でも行った先で通行止めになるかもしれないとアナウンスが流れた。

詰んだ、と思った。

縦に長い人からはひっきりなしにLINEがきていた。そんなにおれが好きか。ふふふ


5時間で帰れるはずが、結局家に着いたのは8時間後だった。運転手さん本当にお疲れ様です


当時私は27歳だったが、警報が出ている上に連絡がつかないので結構な真夜中だったが両親が起きて待ってくれていた。愛されてる~♡

帰宅した瞬間に両親たちは秒で寝た。夜更かしをしないタイプの民なのでものすごく眠かったんだと思う。ごはんは用意されてなかった。大人しく自室でカップ麺を食べた。カップ麺ってあったまるよね。


お気づきとは思いますが

縦に長い人が旦那になる人ですが

まだ全然馴れ初めまで辿り着けないです


しばらく続くよ

支離滅裂な馴れ初め

んなとのなれそめ


旦那とはほぼデートなし、出会って3ヶ月で入籍した。

わりと驚かれるので書いておこうと思う。


当時、わたしは療養中という名のニートだった。

仕事も辞め、実家に転がりこみ、失業保険の給付で病院に行くだけの日々。

Twitterには ほぼまる1日いたから 当時からの人はなんとなくお察しだったと思う。ご名答、ニートでした。


なにも生産しないけれどたぶん世間にも認識されることのないニートを、よく食べるおばさん─えりぴはどこからか発掘した。えりこにディグらせたら見つからないものはないんじゃないだろうか。そういえばえりこは最近玉のように可愛い男児を出産した。おめでとうえりこ!


なんやかんやでえりことLINEを交換し

(正直覚えてない)

札幌の超絶怒涛に最高楽しいイベント、モグモールに誘ってもらうことができた。

(モグモール詳細はGoogle大先生にお問い合わせください)


暇なニートとはいえ、療養中の身。明日の体調すらわからなくて何度か断ったりもした。

「ドタキャンしてもいいから、モグモールおいでよ。家にいるだけじゃ良くなるものもならないよ」

このえりこの言葉で、お外に出る勇気がわいた。

ちなみに、当時えりこも私も札幌まで250kmちかく離れたところに住んでいた。

東京ー名古屋間が相当する。

そしてえりことは会ったことがなかった。

そりゃちょっと腰も重くなるよねって今でも思う。




病院しか行くところはなかったし

ニートだし、恋人もいなかったので

どうにでもなればいいよぐらいのテンションでぶんぶん向かった(バスで)


なんやかんやはしょりますが、

0次会にてえりこと合流。

まだ見ぬmole及びクラブに心踊らせ、2015年の干支であるひつじのぼうしを装着したおれはえりこの後ろをスキップでついて行くのでした。

 

えりこはクラブの女王、おれはクラブ初心者。

気がつけばえりことはぐれ、

おれはひとりになっていた。

「ドタキャンでもいいから

えりこが言ったあの言葉が頭をよぎる。


はぐれメタルになってしまうとはなさけないが、

実家で禁止されていたアルコールがここではたくさん飲めるのであんまり気にしてなかった。

まわってきてたシャンパンのボトルも飲んだ。美味しかった。テキーラのボトルはこわくて逃げた。


フリー、独身、

クラブ遊び加減を知らない飲酒…無職…

最高

噛み締めていた。この幸せ、絶対離さない。

そう誓った。



私はまだはぐれていた。

へらへらとお酒を呑んでいたら、二人組の男性がやってきた。

「なにしてるの~?」


(こ、これがいわゆるナンパか?!)

(おれにも再び春が来たのか?!)


友達とはぐれちゃってと説明しようとしたところ、えりこが視界に飛び込んできた。色々予想のつかない女である。それがえりこだ。覚えておいてほしい。


捕まえようとしたものの、忙しいから!の一言で去っていった。えりこはそういう女だえりこ


また男性と3人になってしまった。

チカチカしたシャツの人と、縦に長い人である。

そういえばさきほどのメインフロアから視界にチカチカしたシャツの人がいたような居なかったような

縦に長い人の記憶は特になかった。

悪い人たちではなさそうだなという印象だった。


スタートがいつからかわからないが、私はひつじのぼうしをかぶってフリーハグをしていたらしい。

二人組ともフリーハグをした。

縦に長い人とは2回ハグをした。

(たぶんこの人と結婚するな~)と酔っ払いながらも思った。

チカチカした人がつよいお酒を買ってくれた。

だが、さきにあおっていたシャンパンボトルがたたったのか閉店までほぼ 爆睡した。


目を覚ますと

えりこがステージに登って歌っていた。

えりこの広瀬香美は神がかっていた。



後編へ続くよ